全国の自治体発表によると、最近の出産数が去年比マイナス11%になったそうだ。

私が心配しているのは、おそらく今後も出産数は減少傾向が強くなりそうという予測からの未来だ。
人口減少が更に加速するのならば、日本の未来はどう考えても明るいものになりにくいだろう。

普通に考えて、コロナ渦という情勢下では男女の出会いが減るのは容易に想像できる。
大学に関して今年の秋までリモート主体だったし、こんな状況では恋人はおろか友人を作る事すら難しい話になってくる。

若手社会人の場合でも合コンとか社内飲み会とかかなり減るだろうしリモートワークも多くなるし、そんなこんなで恋愛が生じにくくなり将来の希望が持てず虚無的になり自殺する人の増加も進むかもしれない。
そうなると、結局子供の出生数が今後も減少するという話になってくる。

その結果18年後の大学生はかなり減るだろうし、賃貸のお客さん減少という現象の加速化も起きてくる。
だから大学だけでなく、不動産投資家も同じような大打撃になりそうだ。

今の時代「産めよ増やせよ」と言っても、コロナ渦も加わった情勢では打てる手が限られそうだ。
zoomで出会いと言っても、なかなか難しいのではないか。
顔をいつも会わせていく事で恋愛は進んでいくという感覚が人間らしいと私は思っているのだが、しかしこれからはオンラインで出会いや恋愛が始まり完結するのが当たり前になっていくのかもしれない。

こんな不透明な情勢下で30年ローンとか35年ローンでハイレバレッジ不動産投資を進めていくのはかなりのチャレンジャーと思うのだが、どうなんだろうか。

今から30年前位だと丁度、バブル最盛期から崩壊に向かう萌芽の時期になる。
西武鉄道の堤義明会長が世界一の金持ちで、土地はJR山手線内は最低でも坪500万円になったという報道記事も残っている。
まさかこんな30年後になるとは皆さん考えなかったのでは、と思う。

私もコロナ渦での少子化進展加速を考えて、今後買う物件のエリアや広さを今まで以上に厳しく考えていきたい。
加えて自己資本比率もかなり高位を保ちつつ進めていく事で、リスクヘッジを図っていきたいと考えている。